禅語 「喜捨」
日に日に
足元を落ち葉が彩るように
なってきました
桜の葉は
落ちても 桜の香りが仄かに 感じられます
今回の 禅語は
「喜捨」
喜んで捨てると書いて「キシャ」と読みます
金品を寄付する、施捨することを意味し
お賽銭を投げることも含まれたりします
ここでの「喜捨」は
心に抱えている執着心や
こだわりを捨てることを
意味しています
私たちは一度、何かを手に入れると
手放すのが惜しいと感じてしまったり
手放せなくなって
執着心が 心を曇らせていきます
大切だと思うことを 喜んで捨てる
ひとつ 捨てることは
執着から ひとつ 離れること
捨てるべきものを 捨てることで
「捨ててはいけないもの」が
より際立つこともあるのではないでしょうか
私はこれを実体験で経験しました。
「髪屋」を立ち上げた時です
初めからご来店頂いている方には
お分かりかもしれません
髪屋を立ち上げた際、実は
カットとスパだけのメニューに絞り
カラーやパーマを当初、辞めたのです
普通、美容師なら まずしない選択ですね笑
今まで美容師人生の中で
スタイリストになってから
この、カラー、パーマを辞めたのは
この時が初めてでした笑
辞めて、何が視えたか。
辞めても尚、
私を信じてくれるお客様が
残りました。
今は自分が納得した薬剤に出会え、
カラーもパーマも
再開できるようになりましたが
辞めた経験はとても
貴重な経験になりました。
今ある<物><事>を
手放すことは とても勇気がいることです
「其方が 捨てられる 物は
な に か」
とある先生の言葉でも
思い出に残る言葉が あります
「全てを捨てよ
さすれば
全てが 手に入る」
さぁ、
今のあなたが 「喜捨」できるものは
果たして 何でしょうか?
私が「喜捨」できるものは
なんだろう?
最後まで お読み頂きまして
有り難う御座います
それでは 今日はここまで
次回は
「禅語 一志不退」
最後まで
お読み頂き、有り難う御座います
皆様にとって
素敵な一日でありますように
:髪を大事にすること
:人を大事にすること
髪屋 美粧師 郁
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